【学名】Cocos nucifera
【ハワイ語名】 Niu
【英名】Coconut Palm
【和名】ココヤシ
【原産地】メラネシア
ハワイ諸島の伝統植物種
内果皮の基部付近に三つの孔があり、これが猿の顔に似ていることからポルトガル語でココス(サル)と
呼ばれたのが語源とされている。
ココヤシがなかったら、ポリネシアの島々はきっと無人島であっただろうとさえ言われるほど、ポリネシアの
人々にとって欠かすことの出来ない重要な植物でした。
ハワイでは、島が豊かだった事もあり、さほどココヤシに依存していませんでしたが、生活の中の至る所に
ココヤシで作られたものを見ることが出来ます。
新鮮なジュース、ジュースを取った後の果肉から作られるココナツ・オイルとココナツ・クリーム、
殻のまわりを被う繊維は、よりあわせて強いロープになり、葉はバスケットや敷物、皿等に編み上げられ、
幹はフラの伴奏に使うドラムの台に加工されます。
ハワイ州の木は、ククイの木ですが、どちらかというとココヤシの方が、知名度は上のような気がします。
ココヤシの木の寿命は、人間と同じくらいで、子供が生まれたときに植えたココヤシの木は、
その子が年老いて死ぬまでの間、生活に必要な様々な物を与え続け、一緒に枯れ果てると言います。
そういう所から、太平洋の島々では、ココヤシの木を「生命の木」もしくは「天国の木」と呼ぶそうです。
大地の恵みと共に生き、一緒に生涯を終えるなんて・・・
なんとも素敵なお話しですよね。
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