Pa’a ka waha, nānā ka maka; hana ka lima.
* 口を閉じ、目をしっかり見開き、体を動かしなさい。
ハワイでは古くから人からものを教わるとき、
「言葉ではなく目で学ぶ(そして、体で覚える)」
というのが習慣となっていました。
これも”文字”という文化が存在しなかったことが影響しているといえますが、
例えば、星の位置による航海術「スターナビゲーション」などのように、
物事の本質を見極める”観察眼”に優れていたといえます。
このことは、Hulaを教わる場面でも根付いています。
伝統を重んじるHālauでは、現在でもその習慣がしっかり受け継がれています。
ハワイのクプナの話とかをみていると、彼らが子供の頃フラを習っていた時は、
今のようにノートをとることは許されず、理解できないことがあっても、
クムには一切質問できなかったといいます。
教わっている間は一切の私語は禁止されていたのです。
言葉の意味は何なのか?曲の背景はどういったものなのか?
などの質問も一切できなかったのだそうです。
クムは生徒に必要なことだけを教え、生徒は与えられたことだけを完璧に理解するのです。
時代は流れ、西洋文化が流入し生活文化も変わってしまいましたが、
「口を閉じ、意識をしっかり集中して観察する」という意識は
今も、ハワイの人々の習慣としてしっかり残っているのです。
日本でも、ハワイのクムが来られてワークショップなどで教えられることがありますが、
質問の時間以外に、「ここ分からないのでもう一度やってください」などということを、
踊りの指導中にいおうものなら、厳しいクムからはお叱りを受けることもありますから
要注意です。
日本人は、とかく「頭で理解」しようとする傾向があるそうですが
Hulaにおいては
目で見て、耳で聞いて、”言葉”(=踊りの意味)を理解しようとする意識
を持つことが大切なんですね。



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