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ハワイ語の特徴と日本語

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ハワイでは、英語とハワイ語が公用語となっていますが

ご存じのようにハワイには”文字”という文化がありませんでした。

 

今現在使われているハワイ語は、完全なネイティブではなく

主に宣教師の方々が書き留めた語彙や用法、カメハメハ王朝の手紙や文書、

ことばの化石である地名、数少なくなったハワイ語を話す人の協力のもとで

生き返ったことばです。

フラやオリなども大きな役割を果たしたのはいうまでもありません。

 ・ことばの綴りはこうしよう。

 ・こういうことばの使い方は特有のものだから学校で教えるときには省いてもよいのでは、

 ・外国から入ったことばはこのようにしよう・・・

というように、日本語にたとえれば、明治の初期に江戸の町ことばと

日本各地から人の集まる吉原で話されていたことばを組み合わせて

標準語を作った経緯と相通ずる部分があります。

 

 

ハワイ語はポリネシア語の一つですが、

世界のなかで母音を中心とした言語は日本語とハワイ語だけです。

母音を中心としていますので、言葉の感覚が日本語と非常に似ています。

特に繰り返し語(畳語)はあまりに酷似していて驚きます。

また海洋に関する言葉、地形に関係する単語なども、複合語であることや

子音の変化を考慮すると多くの共通性があります。

 

日本語と異なるところはマーカーと呼ばれる語群があることです。

マーカーは日本語の助詞や副詞などに相当します。

また日本語にはない冠詞があります。

 

もうひとつの大きな違いは子音の一つである「‘」オキナ(声門閉鎖音)があることです。

*オキナは、記号ではありません。意味は「切る・砕ける・声が変わる」です。

声門閉鎖音「‘」オキナは日本語の発音にはなく、ハワイ語独特の子音として多く見られます。

日本語でいうと「待って」や「行って」のような小さな「っ」を発音する時のように、

音が詰まるような発音です。

 

 

ハワイ語の特徴をまとめると次のようになります。

 

■ハワイ語の特徴

 ① マオリ語、サモア語、タヒチ語などと同じポリネシア語に属します。

 ② 濁音がありません(他のポリネシア言語にはザ行の濁音のあるものがあります)。

 ③ 音節がすべて母音で終わる開音節です。

 ④ 子音の連続はありません。

   日本語の「ん」に相当する音がありません。

 ⑤ 子音の脱落する傾向がいちじるしい。

   日本語の「拗音・拗長音」に相当する音がありません。

 ⑥ 母音は必ず一つずつ発音される。

 ⑦ 他のポリネシア語のTがKに対応転訛します。

 このほかに間投詞、オノマトペ(擬音語)、繰り返し語(畳語)が多く、

 これは日本語とも共通する特徴です。

 

 

Hula発祥については様々な見解がなされていますが、

民族学的な見地からみると、フラの起源ははるかインドまで遡り、

マレー半島、そしてインドネシアを経ている可能性があると言われています。

しかし近年のDNA研究では、遺伝子上ポリネシア人はインドより

むしろ中国に近いと言われており、日本人の祖先ともかなり近い可能性もあります。

 

これらのことから考えると日本人はハワイ語に精通しやすい民族なのかもしれませんね。

 

 

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