ハワイ諸島は、8つの主要な島と
大小さまざまな島から構成されているのは
ご存知かと思いますが
地図にも載らない小さな島が
あることをご存知でしょうか?
オアフ島・ホノルル空港近くのサンド・アイランドの
先に在る10エーカー(約40,000㎡)足らずの小さな島、
モカウエア島
かつて自給自足だったモカウエア島の暮らしは
先住ハワイアンの教え「アフプアア」(土地制度)の
教えに由来します。
アフプアアとは、土地を区分する制度でカメハメハ3世の時代に
制定されたもので、首長であるアリイが
その土地を管理していました。
1800年代のモカウエア島住民は
畑にタロイモ、茄子、ねぎなどを植え
島にある養魚場に魚を囲いこんだり
カヌーで漁にでたりして自給自足の
生活を営んでいました。
しかし、島周辺の近代化が進むにつれ
環境は徐々に破壊され、さんご礁は傷つき
海草は死に絶え、島周辺の魚は姿を消していきました。
魚の代わりにゴミが流れ着き外来種の植物や
海草が島を侵食していきます。
こうして自給自足の生活が困難になっていき
島民たちも離れていってしまいました。
現在、モカウエア島に居住しているのは
たったの3世帯だそうです。
先住ハワイアンは、自然と共存しながら生きていて
収穫祭の後は、大地を休め、禁漁期間を設けるなど
資源の獲りすぎは厳しく管理されていました。
アフプアアとは、モカウエア島が失った
エコシステムそのものだったのです。
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エコシステムを失ったモカウエア島
その状況に注目し島の再生に向けて活動している
環境保護団体があります。
カイマカナ(”海からの贈り物”の意)です。
2004年、モカウエア島住民の意向を受け
島の再生復興プロジェクトがスタート
その目的は、モカウエア島周辺の水質を改善し
養魚場に再び魚を取り戻し、荒れた大地を耕して
作物を収穫すること。
そして、アフプアアの思想が根底に流れる
自給自足生活の可能性を将来のハワイを
背負ってたつ子供たちに教えていくことだそうです。
環境保護が叫ばれる昨今。
ワイキキから目と鼻の先で起こっている現実
ハワイだけに限らず、自分たちが住む土地や海の
環境保護の大切さを身をもって知ることは
環境を破壊してきた人間の使命なのかもしれません。
モカウエア島が再び息を吹き返すそのときがくる日を
願ってやみません。
※KaiMakana(カイ・マカナ)の詳細はホームページをご覧ください。



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