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フラとハワイの神話
ハワイには古来より伝わるいくつかの創世神話があり、チャントとして受け継がれています。
文字を持たなかったハワイでは、これらは口承によって伝承されたため、地域によって様々な物語が存在します。フラ、特にカヒコと神話は切っても切り離せない関係にあります。
ここでは、そんな神々の神話をいくつか紹介します。

 四大神 ロノ、カネ、クー、カナロア

四大神は、森羅万象を司る高位の神々で、天界を創造し、そこに存在する全てのものを生み出したと言われていて、現在でも、深く信仰されています。
ロノ」は、稲妻や虹などにたとえられ、平和・豊穣をもたらす農耕の神として人々に崇められてきました。ハワイ島・ケアラケクア湾(神の通り道という意)は、『ロノの港』とされています。
カネ」は、天上の神と呼ばれ、天に太陽や月、星々を植えたとされており、全ての神の頂点に立つ神といわれています。男性神の意もありますが、70もの神に分化され各々が名前を持っています。また、大地から女性を作り、その女性と神々の間から人間が生まれたと伝えられています。
クー」は、森・山の神として、また戦の神としても知られています。ハワイで勢力争うが続いた時代には、人々は儀式を行い、クーの神にフラや生け贄を捧げたと言います。
カナロア」は、水や海の神として闇を司り大地に泉をもたらし人々に恩恵をもたらしたとされています。
四大神は、ハワイ王家にチャントとして伝承されたきたハワイの創世神話『クムリポ』の中にも登場します。

クムリポは、創造神でありハワイで唯一の男性神でもあります。
クムリポにより生物が誕生し進化論をたどるように次々と高等生物が生まれていきます。最初に生まれたのは「珊瑚」とされていますが、南国ハワイらしく、大変興味深いところです。
ちなみに創世神話「クムリポ」は、16歌2102行から構成されるチャントですが、古来チャントは、一字一句全て暗記されて詠われたため、一字でも間違えた人は命を落としたと言われています。それだけ神聖なものだったといえます。

 月の女神 ヒナ

ヒナ」は、四大神と並び高位の神とされています。クーの妻で、マウイの母であり、多産をもたらす神とも言われています。
また、『クムリポ』では、モロカイ島を生んだ神として登場します。それによると、天空の父・ワケアと大地の母・パパがやってきてハワイとマウイを生み、出産後パパが休んでいる間に、ワケアはカラウにラナイを、ヒナにモロカイを生ませます。
ワケアの不貞に怒ったパパは、ルアという若い神とオアフを生みます。その後、よりを戻したワケアとパパはカウカイ、ニイハウ、カホオラウェなどの島々を生んだと言われています。
こうした創世神話は、様々な子孫の系譜が続き、フラの主題として知られる神々の物語へとつながっていきます。

 火の女神 ペレ

ハワイで最も崇拝と畏怖を集める女神。フラを愛した神として知られています。
ペレは、怒りっぽく嫉妬と猜疑心が強く、彼女の怒りに触れると火山が爆発すると言われていました。
「キラウェア」というカヒコでは、ハワイ島の火山・キラウェアが噴火し、溶岩がプナ地区のカハカイという場所まで流れたことを詠い、住民が土地をしっかりと守らなければ火山のハレマウマウ・クレーターに住むペレが土地を焼き尽くすと言った内容です。
ハワイの人々にとって、ペレの存在が如何に恐れられていたかがうかがえます。
ペレの神話の中で、最も有名なのが、ペレと首長ロヒアウ、ペレの妹ヒイアカとの三角関係です。
ペレは妹のヒイアカに対して40日以内にロヒアウを自分の元に連れてくるように命じます。ヒイアカは、忠実に命令を実行しますが、他の神々の妨害に遭ってしまい、期限を過ぎてようやく帰り着きます。しかし、2人の中を疑ったペレは、ロヒアウを炎で焼き殺してしまいます。
事実、ペレの見方は正しく、2人はペレに会う前に夫婦になってしまっていました。ただ、ヒイアカはペレに対して大変忠実であり、後にそれを知ったペレは深く反省し、ロヒアウを甦らせます。

ペレとヒイアカの物語は、多くの人に親しまれ、大衆に受け継がれるフラの基礎となります。
また、こうしたペレの激しさを表現し、讃える意味を込めて、ペレを主題としたフラを踊るときは「赤」の衣装を付けることが多く、レイは「ペレの花」と言われるアザミによく似た赤い花を持つ「レフア」が用いられます。

 緑の女神 ヒイアカ

緑の女神ヒイアカは、ペレの妹です。正式な名前は、”ヒイアカ・イカポリオ・ペレ”(ペレの胸に抱かれたヒイアカ)です。。母から卵の姿で生まれ、ペレが大事に胸で温めてかえしたと言われ、ヒイアカをとてもかわいがっていたといわれます。
ヒイアカは、火の女神の姉妹を総称するもので実は全部で40人ほどのヒイアカが存在するといいます。ヒイアカ・イカポリオ・ペレが有名なのは、前述した三角関係を謡ったチャントが残っているからです。ヒイアカは、大変美しく、フラの名手でもありました。一説には、姉の怒りをおさめるために踊りが上達したのではないかといわれています。また、レイを贈る習慣は、ヒイアカがプナの海岸でレフアの花飾りをペレに捧げた事が由来とされています。
フラ入場のチャント「Ho'o puka e ka La」は、フラの保護者とされたヒイアカと踊りや魔術の神であるカポラエを讃える内容です。またヒイアカにフラを手ほどきしたのは親友ホーポエ。ヒイアカに嫉妬したペレがホーポエを石に変えてしまった「ホーポエ」というフラもよく踊られています。

 フラの女神 ラカ

ペレの妹であるラカは、母からフラを教わり、それをハワイの人々に広めていきます。
ラカは、「癒しの女神」ともいわれ、伝統を重んじるハワイのハラウでは、クアフ(祭壇)にラカを奉り、植物や木が供えられています。
ハワイ島・プナ地区で、ホーポエがヒイアカに伝授しフラが踊られるようになったとされていますが、一説にはモロカイ島マウナロアのカアナの丘で、古代ハワイアンにラカがフラを教えた発祥の地とも伝えられています。
また、ラカは男性神という面ももっていて、フラとカヌー作りの神様として信仰されています。クアフに供えるオヒアの木に咲くレフアの花は、ラカの男性神が木、ラカの女性神が花に宿り、陰と陽のバランスをとっていると伝えられています。

 ハワイ各島と花の伝説

ハワイの神々は、常にそれぞれの土地の自然を司り、それらは古来より口承により言い伝えられてきたため土地毎に若干の違いがあるようですが、神々の伝説は、島々の特徴や変遷を如実に表していて、大変興味深いものです。
・ハワイ島 女神ペレが最後に安住の地として選んだ場所。キラウエアを住まいとして選んだペレは、神話の中で雪の女神・ポリアフの住むマウナケアにおもむき、再三にわたり戦を繰り広げます。そのたびに火山は噴火し、辺り一面を溶岩で焼き尽くしますが、ポリアフによって鎮められたといいます。火山周辺の溶岩地には深紅の花・レフアが咲き誇りますが、この木にはペレが引き裂いた恋人達の名があてられています。レフアは女神ペレに捧げられる神聖な花ともいわれ、ハワイ島に関するフラを踊る時やペレに祈りを捧げる時にはレイとして身につけます。また、レフアの色、赤はハワイ島のイメージカラーになっています。 レフアの花は、女神ペレが一目惚れしたオヒアという青年の恋人レフアの化身であると言われています。
・カウアイ島 カウアイ島は年間を通じて降雨量が多く、中でもワイアレアレ山一帯は全米でも有数の降水量を記録する場所です。この気候がカウアイの山々を削り、深い森林を育んでおり、こうした自然現象を背景とした数々の伝説が根付いています。
また、ペレとヒイアカが降り立ったと言われる場所があり、カウアイ島の人々やフラを学ぶ人々がこの聖地を訪れ、供え物や踊りを捧げて行くといいます。踊りの衣装にはカウアイ島の色である紫が使用されます。紫の色は、カウアイ島にだけ生息する希少な花・モキハナの実の色です。
・マウイ島 マウイ島は、ハワイの島々の中で唯一神の名前が島名となった島です。
太古の昔、この地の空は大変低く、太陽の陽が地表を照りつけていたそうです。また、太陽は今よりずっと早く動いており、昼が短かったそうです。マウイの神は、母・ヒナに協力してもらって太陽を捕まえて、ゆっくり移動するよう約束させ、空に戻し、空を高く持ち上げます。
以来、マウイは心地よい風を手に入れ豊穣の地となったそうです。この島の花は「天国のバラ」を意味するロケラニで、この花の色であるピンクが島の色となっています。
・モロカイ島 月の女神・ヒナが生んだと言われる島。モロカイ島は、フラ発祥の地としても知られており、フラゆかりの地や伝説が数多く存在します。フラの女神・ラカが生まれた地カアナでは、フラ誕生を祝う祭典が毎年開催されています。
ククイの木の実の色「シルバーグリーン」が、この島の色となっています。ちなみにククイは、ハワイ州の木に指定されています。

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